エコキュートってどこにでも設置できるの?気をつけるポイントは?
電気代の大幅な節約になるエコキュートですが、その設置場所はどこでもいいのでしょうか。今回は大阪で設置する際のポイントや注意点について紹介します。設置した後にこんなはずではなかったと思わないように、しっかり確認してみて下さい。
騒音問題に気をつけて設置することがポイント
エコキュートを設置する際にまず気をつけなくてはいけないことは、騒音問題です。エコキュートはものすごくうるさい音で作動するわけではありませんが、周りが静かな深夜の時間帯にモーターが動くため、たまに騒音が問題になってしまうことがあります。
騒音が問題にならないようにするためには、設置場所をしっかりと考えることが大切です。自宅や隣家の寝室、窓や換気扇の吹き出し口近くに設置してしまうと音が気になってしまうことがあるので、その周辺は避けるようにしましょう。
しかし、敷地などの関係でどうしてもその周辺にしか設置できない場合は、防音シートなどの騒音対策をきちんとしておくことがポイントになります。騒音問題はすべて家の持ち主が責任を負うということを自覚していることが大切です。
設置において、最近騒音に関する問題が増えています。また騒音以外にも作動音に含まれている低周波が健康を害するということも問題になっています。これらのことから最近ではハウスメーカーとの契約時に、騒音問題についての説明を受けることが多いです。
深夜に作動するという特徴がある設備なので、設置する場所を誤ってしまうと、近隣住民から騒音や健康被害についてもクレームが出てしまうことがあります。したがってこれらの近隣住民とのトラブルは、家の持ち主が責任を負うということをあらかじめ伝えられるのです。
このようなことから、家の持ち主はしっかりと自覚を持って対処する必応があります。知らなかったでは済まされない問題であるということを、自覚しておくようにしましょう。騒音問題は裁判にも発展することもある深刻な問題です。設置するときはそのことを考慮して、周りに迷惑にならない場所に設置しましょう。
騒音対策をして設置することが大切
エコキュートを設置する際に、騒音対策になるのが防振ゴムや防音シートの設置、緩衝材や架台の設置です。必要に応じて防音壁の設置することも有効です。
ヒートポンプユニットに設置する防音ゴムや防音シートは比較的リーズナブルなので、取り入れやすいといえます。防音ゴムなら1,000円以下で購入できる場合がありますし、防音シートは数千円で購入することができます。この程度の費用で防音問題を解消できるのであれば、積極的に活用することが大切です。
防音壁は一番効果がある防音対策ですが、ヒートポンプユニットの効率が低下してしまう恐れがあります。また費用もそれなりにかかるので、騒音問題が起きたときの最終手段としてとっておくようにしましょう。
その他の気をつけるべき点とは?
環境に合わせた機種を選ぶことも大切です。寒冷地や潮風が当たりやすい地域に設置すると、配管が凍結したりサビなどが発生することがあります。そのようなトラブルを防ぐためにも、寒冷地や潮風が当たる地域に住んでいるのであれば、配管が凍結しにくい機種やサビに強い機種が販売されているので、その環境に適した機種を購入するようにしましょう。
適切なタンク量を選ぶこともポイントになります。エコキュートは電気料金の安い深夜にお湯を沸かす仕組みになっているので、湯量が足りないと結局は電気料金の高い昼間にお湯を沸かさなくてはならなくなってしまいます。そうすると電気料金が高くなってしまうので、設置した意味がなくなってしまう恐れがあります。購入費用は少し割高になってしまいますが、長期的な目で見ると節約につながるので、適切なタンク容量のものを設置するようにしましょう。
作動時には冷風を輩出するという特徴もあります。温度は外気温に比べてマイナス10度といわれているので、冬場に寒い風が隣家に入らないようにする配慮をして設置場所を決めることも大切です。冬場に寒い風が隣家に入ってしまうと、クレームが発生する恐れもあります。騒音問題と同様に隣近所に配慮して設置するようにしましょう。
さらに省エネを考えて設置することも大切です。省エネの観点から設置場所を決めたいと考えているのであれば、最も湯を使う頻度が高い水栓の場所に設置するのが最適です。そもそも給湯器がお湯をよく使う風呂場やキッチン、洗面所の近くにあった方が蛇口をひねればすぐにお湯が出てくるので効率がよく、省エネにつながります。さらにお湯が出るまでの待つ時間も少なくなり、時間の節約にもなります。可能であれば水回りになるべく近いところに設置するようにしましょう。
エコキュートを設置するときに第一に考えることは、近隣住民の方に対する騒音対策です。深夜に作動するという特徴がある製品なので、近隣住民の方の迷惑にならないような場所に設置するようにしましょう。防音ゴムや防音シートを活用して、防音対策をすることも効果的です。
他にも設置する際に気をつけるポイントは、環境に合わせた機種を選ぶことです。寒冷地や潮風に当たる地域であれば、その対策がされている機種を選ぶようにしましょう。