エコキュートの設置工事の流れを知っておこう!
光熱費を少しでも安くしたいと考え、大阪でエコキュートを設置したいと考えていませんか。今回は設置工事の流れについて紹介します。どのような流れで設置しているのかを知って購入するときの参考にしてみてください。
工事前の説明から専用回路増設まで
まず、工事をおこなう前に設置の一連の流れを説明してもらうことからはじまります。どんな工事をするか、どこに設置するかは事前の打ち合わせでおこなっていると思うので、それの最終確認と具体的な設置方法を説明されます。このときにわからないことがあれば、どんな小さなことでもきちんと質問しておくことが大切です。
設置についての説明が終わったら、次にエコキュートのタンクの土台となる基礎コンクリートを作ります。すでに基礎コンクリートがあるなら、この工程はおこないません。タンクに水を溜めているときの重さは、容量が370リットルでも400kgくらいになるので、しっかりとした土台を作ることがポイントになります。
土台作りの方法は、まず設置場所の整地をして砕石を敷いたらそれをしっかり固めます。それから型枠を組んで鉄筋を入れ、生コンを流し込んで表面をならし、きちんと乾かして型枠を外したら土台の完成です。
土台を完成させたら、次におこなうのが養生と古い給湯器を外すことです。エコキュートを設置するときに、周りが汚れたりしないように養生します。今まで使用していた給湯器はタンクの中のお湯を抜いた後に、給水管や給湯管、配線などを取り外して撤去します。
古い給湯器を撤去したら、次の作業は室内にある分電盤に専用のブレーカーを増設です。必要に応じて分電盤の交換や外部ブレーカーボックスの設置をおこなうこともあります。
配線などの引き込みから脚部化粧カバーの取付けまで
分電盤と機器はつながっていないと作動しないので、配線やリモコン線、アース線などを屋根裏や壁の中など見えないところに通します。必要に応じてメーターからの一時側幹線や電柱からの引き込み幹線の交換をおこなうこともあります。
配管の引き込みもエコキュートを作動させるのに大切な作業の一つです。配管の引き込みは、設置する位置までおこないます。その後、冬場の凍結防止のために保温剤を巻き、配管を固定させます。壁から配管を引き出した部分は、水や虫が入りやすいのでフタをするのがポイントです。
そしていよいよエコキュートの設置です。貯湯ユニットやヒートポンプユニットを所定のところに搬入し、取り付けていきます。設置をしたら貯湯ユニットを基礎にボルトでしっかり取り付けて、ヒートポンプはプラスチック台を取り付けた後に床に置きます。
それから配管類を接続し、貯湯ユニットとヒートポンプユニットの間に渡り配管を設置し、電源とアース、リモコン線を接続します。水漏れをしていないか、配線の接続はしっかりされているかを確認してからおこなうのが、脚部化粧カバーの取付けです。
風呂リモコンの設置から試運転・取扱い説明まで
本体の設置が完了したら、以前使っていた給湯器や湯沸かし器のリモコンを取り外して、専用の新しいリモコンを取り付けます。ここまでおこなったら作動することができるので、試運転をおこないます。試運転では電気回路の状況を確認することができます。マニュアル通りに従えば30分程度の試運転をおこなうことになります。試運転で特に問題がなければ、設置工事は完了です。
ここまでくれば、常時あたたかいお湯がいつでも快適に使用することができます。最後に現場の掃除をして、以前使っていた給湯器や廃材は撤去・回収をし、あいさつをしてから撤収になります。現場の状況に応じて、このような流れにはならない場合もありますが、基本的にはこのような作業をしていくことになります。
作業が完了した後に、お湯がでないなどの不具合が発生したら、設置してくれた業者に連絡しましょう。きちんとした業者であれば、アフターケアもしっかりとおこなってくれます。
設置以前の申込みの流れとしては、電話か問い合わせフォームで問い合わせすることができます。問い合わせをしたら経験豊富なスタッフが現地の下調べや見積もりなどを作成してくれるので、それらを確認して設置するかどうか決めましょう。この段階でわからないことがあれば聞いておくことが大切です。
設置工事のまとめ
このような流れによってエコキュートは設置されることになります。まず工事の説明からはじまり、基礎をコンクリートでしっかり作り上げてから養生し、今まで使っていた給湯器を撤去します。その後専用回路を増設し、配線やリモコン線、アースなどを引き込み、給水や給湯、追い炊き配管を引き込みます。本体を設置したら脚部化粧カバーを取付け、風呂リモコンや台所リモコンを設置したら試運転となります。
その後取扱いの説明が終わったら設置は完了です。このような設置に関する流れを知っておくことで、スムーズに依頼することができるので、よく確認しておくようにしましょう。そしてこの知識を活用して手抜き工事をしていないかのチェックをすることも大切です。